肩幅が広く、イカリ肩。鏡に映る自分のたくましい上半身を見てはため息。女の子らしい華奢な肩とは無縁で、ありとあらゆる可愛いテイストの洋服を着てもしっくりこないし、似合わない。そんな、悩みをもつイカリ肩の女性も多いのではないでしょうか?
スポーツ女子や、ジムに通って鍛えている女子は、イカリ肩姿もシャープな印象でかっこいいもの。可愛い洋服よりも、辛口、かっこいい、シャープな洋服の方が、着こなしやすいという傾向にあるようです。可愛い洋服とは縁遠いという悩みもチラホラあるのも事実。
そんな肩幅に悩みを持つ女性に向けて、気になるコンプレックスをカバーしながらも、おしゃれを楽しむためのポイントがあります。
「体型カバーしながらもオシャレになれると」定評ある、女性誌で活躍中のプロのスタイリストが、肩幅広い女性に向けて、洋服選び、ファッションで魅力的に自分を見せる失敗しない方法を、徹底レクチャーします。
プロのスタイリストが伝授!肩幅をカバーする着こなしのコツ
人の印象や見られる視線はまず、顔まわり→上半身→手先→レッグライン→全身へ、と移ってゆきます。
それだけに、上半身、肩幅の広さが与える印象は意外と大きいものです。
イカリ肩をカバーし、いかに洋服を綺麗に着こなすかが最大のポイントとなります。
まずは、自分の体型を知り、ウィークポイントの「アウト=出すことろ」「イン=隠すところ」という具体的な箇所を知ることからオシャレへの道はひらけます。
肩幅が広くても華奢に見える!おすすめトップスベスト7
肩幅の広いことをウィークポイントではなく、チャームポイントとして、プラス思考に捉えてオシャレを楽しんでみませんか?
イカリ肩だからこそ、似合うトップスは意外とあるものです!
上手に似合うものを取り入れれば、オシャレの悩みも一気に解決できるかも!
そんな7選を一挙紹介します。
【1】デコルテもスッキリ見えが叶う、Vネック&Uネック
肩幅が広い人は、デコルテ周りをスッキリ見せることが、綺麗に着こなす成功の秘訣になります。そこで一番のオススメのネックラインのかたちはVネック。
深いVネックのものよりも、イカリ肩の人は浅く広いVネックのトップスを選ぶとバランスが綺麗に取れますよ。
また、同じく広めのUネックも、肩の張り感は軽減して見える効果も期待できますよ。
【2】今旬なビッグシルエットのシャツこそ、肩幅広い人は得意
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ビッグシルエットトップスがトレンドの今、おしゃれ上級者がこぞって手に取るのが、ビッグシルエットシャツ。
シャツを抜襟のように着こなして、ラフさを出すのが着こなしのテクニック。肩幅の広い人ほど、かっこよくキマるので、ぜひ試してみて。
また、肩幅が広く、ぽっちゃりさん、二の腕が太くて悩む女性にも、ビッグシルエットシャツは体型カバーという視点でもオススメです。
羽織としても一枚あると何かと便利なアイテムなので、ワードローブに加えてみてくださいね。
【3】ドルマンスリーブのゆったりさが、イカリ肩を難なくカバー
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ゆったり袖が特徴のドルマンスリーブ。
デザインのおかげで、肩幅の広さは簡単にカバーされ、悩みも一気に解消。
ルーズなトップスを着こなして、ボリュームを上半身にもたせて、下半身はすっきりというバランスでオシャレを楽しんでみて!
【4】あえて出す!オフショルダーで潔く
ウィークポイントであるイカリ肩を、思い切って出すオフショルダートップスも、実は肩幅広い人に向いています。
なで肩だと肩出しデザインのトップスは頼りないもの。肩が直線的なイカリ肩の人にこそ、オフショルダーは綺麗に着こなせるアイテムなんです。あえて出して、レディライクな着こなしでモテコーデも叶うかも。
【5】ノースリーブならイカリ肩出しでもオシャレがキマる
着るだけで涼しげな雰囲気に慣れるノースリーブ。
肩が丸かったり、ぽっちゃりさんだとなかなかかっこよく着こなせないアイテム。イカリ肩で、シャープな人ほど、ノースリーブがぴったり。かっこよく辛口な雰囲気にオシャレがぐっと昇華します。
【6】ドロップショルダーでルーズな肩出しを演出するのも素敵
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肩の切り替え位置が落ち気味に作られていることで、イカリ肩の張り感は全く気になりません。視覚効果も相まって、ドロップショルダートップスは、肩幅広い人にとってもは救世主かもしれませんね。
トレンドのデザインでもあるので、着るだけでこなれ感あるアイテムだから、ぜひ取り入れてみて!いいこと尽くめなので、損はしません。
【7】五分袖・ベルスリーブは目くらまし効果絶大
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半袖よりも落ち着いた印象の五分袖、かつぴったりしたものではなくゆったりとしたベルスリーブなら、イカリ肩もスマートにカバーしてくれます。
ベルスリーブのボリューム感が程よく、肩から視線をズラすことも期待できます。
肩幅が広い女性が着てはいけないNG7アイテムとは?
イカリ肩の女性にオススメしないトップスは、全体的にタイトで、体のラインを拾ってしまうような華奢なトップスです。
[box06 title=”避けるべきNGアイテム“]
- 首が詰まっているクルーネック
- 肩が強調されるリブ素材のもの
- ハイネックやタートルネック、ボトルネックなどの首回りの詰まったもの
- 肩幅の切り替えが狭すぎるもの
- 肩幅を強調するようなパフスリーブ
- ポロシャツ
- 体のラインが目立つようなボディコンシャスなトップス
[/box06]
この上記のNG7アイテムは、肩幅の広さが強調され、スタイルアップが期待できないことも。体のラインが出るようなピタッとした洋服は、絶対にNGです。
せっかくオシャレを楽しむなら、ゆったりサイズのものを選んで体型カバーをしつつ、オシャレも叶えたいですよね。
先にレクチャーした、イカリ肩さんオススメのトップスを上手にピックアップすることをオススメします!
肩幅の広さをカバーする、着こなしテクとは?
オススメの7種のトップスを着るのは、もちろん体型カバーが叶いますが、より洗練されるための「着こなしテクニック」を、女性誌で活躍中のプロのスタイリストがレクチャーします。
インナーのチラ見せ効果で、イカリ肩さんも洗練度UP
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Vネックのトップスを一枚さらりとまとうのも簡単速攻に体型カバーされますが、一枚インナーをプラスすることで、さらにオシャレ上級者にランクアップします。
例えば、Vネックのトップスやドルマンスリーブ、ドロップショルダーのユルビッグに、肩ひも細めのキャミソールを入れて、ルーズ感を演出するのもオススメです。
肩ひもの華奢さをちらりと見せることで、かっこいいイカリ肩も、ちょっぴり可愛い要素もプラスされ、女性らしさが増します。
また、ルーズなローゲージニットやプルオーバーに、ネックライン広めのTシャツをのぞかせるのも、こなれ感ある着こなしになります。Tシャツだと、多少詰まった感じが気になる人は、ベアトップもオススメですよ。
アクセサリー使いで、トレンド感アップを狙って
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アクセサリーは大ぶりなものの方が、視線を肩から外し、小物に集中させるのでイカリ肩さんには相応しいですよ。
大ぶりなフープピアスや、トレンドの縦長シルエットのピアス、イヤーカフなども、今季は特に取り入れたいデザインです。
また、ロングネックレスや、何重かアクセサリーを重ねるのも、着こなしのテクニックとしては、効果絶大です。
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また、大判ストールも肩を覆うことで、ウィークポイントカバーされます。
カジュアルなアイテムであれば、フーディ、パーカー、胸元のポケット付きトップス、ロゴTシャツなど、どこかにポイントの施されたアイテムは、目くらまし効果があるので、意図的に取り入れてみてもいいかもしれませんね。
つば広のハットなども、視線が上に集まるので、肩幅の広さが目立ちにくいので取り入れるのもGOODです。
肩幅広めの女性にオススメのヘアスタイルは?
ボブスタイル
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断然オススメなのはボブスタイルです!肩位置ギリギリ位のミディアムボブなら、視線も上に集まり、肩幅の広さはあまり気にならなくなります。
ゆるパーマをかけたり、カラーを明るめにすると、ふんわり軽やかな女性らしい印象にもアレンジが効くので一番扱いやすいヘアスタイルです。
片寄せアレンジ
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ロングヘアやミディアムロングヘアの女性なら、片方に髪を寄せて女性らしいヘアスタイルにまとめるのもオススメです。
片方の肩に髪を寄せることで、イカリ肩をカバー、女性らしらも相まって、オシャレな雰囲気にまとまりますよ。
片方の耳に髪をかけることで、色っぽさもプラスされ可愛いさもアップされるので、試してみてくださいね。
可愛さを狙うなら、ポニーテールやシニヨンも有効です!
ロングヘアの人なら、ポニーテールなど視線をより上に集めるようなヘアアレンジをしてみるのも方法です。高い位置で結んで、首やデコルテをスッキリさせるのもテクニックです。
ショートヘアなら、アシンメトリーを意識したスタイルに
かっこいいショートヘアにするなら、肩幅の広さを目立たせないために、アシンメトリーなスタイルにした方がベターです。ショートは肩の広さやいかつさが割と目につくので、アレンジする一手間を忘れずにしたいですね。
まとめ
肩幅の広い女性がオシャレを楽しむなら、今旬なゆったりシルエットのトップスをチョイスすることがポイントでしたね。
体のラインを拾うような、ピタピタのものはイカリ肩を余計に強調してしまうので、絶対に避けてください。
洋服については、ウィークポイントのイカリ肩を思い切り出す=「アウト」するか、シルエットがわからないように包む=「イン」することが決め手でしたね。
また、多少デザイン性に主張ある大ぶりのアクセサリーやネックレスなどを重ね付けして、一箇所にボリュームを持たせることで、そこにあえて視線を集めるというテクニックも取り入れてみてください。
肩幅が広いと悩むよりも、肩幅が広いからこそ似合うオシャレや着こなしテクはたくさんあります!
ぜひ、これらの方法を取り入れて、毎日のコーディネートに活かしてみてくださいね。
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